本やイベントの個人的感想集

--.--.-- スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消せます。

2011.02.26 気が早すぎる話
唐突ですが,今年のオタク活動の抱負を述べたいと思います。

9月のH×Hオンリーで「R-18 ヒソクロ本」を出します!!!!

初のサークル参加です!!!!!

宣言しちゃいました。頑張ります。需要がなくても出します。やっちゃいます。

 ということで,最近薄い本の印刷とか色々調べてたんですが,なかなか難しいですね。みなさん頭いい…。 あと,ちゃんと製本したのとは別で,R指定無しのコピー本も出す予定です。予定は未定ですがねw その前に R-18が描けるのか…。別にそこまでエロくはないと思います。そこは変更するかもですww

 念願の「マチコスをしてヒソクロを販売する」という野望が達成できそうです!!← (ヒソマチ・クロマチ好きさんごめんなさい…。)
 その前に10月に過食をぶり返したせいで,去年のオンリーのときよりデブに…。今の自分は,悩む間があるなら突っ走れ!!と言い聞かせてるので,その勢いで減量もしたいと思います!! 自分が学びたいことも,オタク活動も突っ走って頑張ります!!!!なんかもう無駄にやる気!!

 9月にみなさんにお会いできるのが楽しみです♡ ←どこまでも気が早い…。

思い返すと,自主的に描くCPってヒソクロしかないんですよね★
(ジュールとジルベールは,ある意味公式だし…。)
ヒソクロ好きさん増えないかなぁ〜…。

ではでは,拍手ありがとうございました!!!!

2010.03.09 暗黒王子による独舞夜会
先日、ヴァニラ画廊で行われた古川沙織さまのイベント
「淫らな図柄を身に纏って・・暗黒王子による独舞夜会」舞踏/若林 淳 肉の絵/古川 沙織 演奏/成田 護
に参りました。

ふだんの穏やかで静かな画廊とは裏腹に、ピンクや水色のセロハンが貼られたライトが設置され、観客席が敷き詰められている。客が席についてしばらくすると、電気は消され暗闇に包まれる。
静かな暗闇の中響く音楽の中で登場する若林さんが扮する暗黒王子。顔は網のベールにつつまれ、朱色のドレスを身にまとい、得体の知れない闇のような存在。第一部は、男とも女ともとれないような闇の存在が放つ色気と言うよりは妖気に引き込まれる。
第二部は、古川さんのボディペインティングだ。そこに登場するのは先ほどの得体の知れない闇が、完全なる男となって姿を現す。模造男根をつけただけのギリギリまでの裸体。その体をつたう汗からやっと、彼がこの世のものであると私は心のどこかで安心する。
白塗りされた無駄のない美しい身体。それをキャンバスにして古川さまの筆が走る。十字架にはりつけられたキリスト。その上に赤で書かれた文字はやがて汗で流れ、キリストの血となった。ライトによる陰影が、二人が織りなす全ての曲線をより艶やかに演出する。また、古川さんも自らの体をキャンバスとされた時にはハッと息をのんだ。
その後の第3部では、まさにイベントタイトル通りの独舞夜会へとなるのだが、壊れた男根から即興で破壊への爆発へとつないだのは本当に素晴らしかった。
もちろん、展示されている古川さんの絵もしっかりと拝見した。細かい線の描写は言うまでもなく、行為の割にどこかあどけなさが残る少年少女達の魅力。どこか余裕を持ちつつ、こちらを見透かすような少女の瞳も好きなのだが、個人的には遥か遠くを空虚な瞳で見つめる少年の瞳が好きだ。
それらの絵に囲まれて行われたこのイベントはまさに、欲望や絶望が入り混じる暗黒の世界へといざなう束の間の夢であった。


More...>>

2009.11.12 「道化の華」 太宰治
登場人物
大庭葉蔵
飛騨・小菅…葉蔵の親友
真野…看護婦

あらすじ
園とゆう女と海で心中しようとしたが、自分だけが生き残った葉蔵の病院での数日間を描く。

自己満感想
途中途中に、筆者(太宰)の語りが多く散りばめられており、物語とゆうか、太宰自身が記憶をたどった観察日記のような気がする。
此れといったヤマ場や見せ場はあたしには感じられず、兄が来たことや、園と遺族が葉蔵に会いたいと申し出たが兄が断ったことや、警察に自殺幇助罪で起訴されるかもしれないこと、真野の怪談話、退院間近に葉蔵・小菅・飛騨が海辺に行くこと、最後に真野と裏山に登る、その出来事自体は淡々と綴られている。
むしろ出来事よりも、彼らの性格や心情に重点を置いている。風変わりで何でもよくできた葉蔵を尊敬し畏怖してきた飛騨(現在は他人からみたら、葉蔵よりもしっかりして見えるはずなのに。)、一方小菅は、同じように葉蔵を憧れてはいたが鑑賞するように葉蔵のそばにいる。
彼らは弱きをいつくしむ。
誰もが抱き、誰もが経験している事ではないだろうか。
青年たちはいつでも本気で議論をしない。
ひとたび傷つけば、相手を殺すかおのれが死ぬるか、きっとそこまで思いつめる。
議論をはじめる先から、もう妥協の瞳を交わしているのだ。そしておしまいに笑って握手しながら、腹のなかでお互いがともにともにこう呟く。低能め!

あたし自身、そこまで仲良い人とかと喋ってると、本当のことを隠すために喋り続けているような気がするんだ。仲良くても、そおゆう瞬間はたくさんある。議論じゃないから、低能とかそおゆうのじゃないけど、お互いが傷付かないように、細心の注意を無意識に払いながら、調子を合わせて、笑う。
そう、まさに彼等と同じ、何ひとつ真実を言わぬ
話を戻すと、筆者の注釈・語りが半分程度占めている。自分の描写に対する不安やら、それに伴う弁明などなど。個人的にはP160〜161(「晩年」)の独白が印象的である。自分はなぜ小説を書くのかという問いにたいしての答えが次の通りである。
仮に一言かたえて置こう。「復讐
果たして誰への、もしくは何への復讐なのだろうか。父親?社会?それとも、自分?
しかし、あたしは復讐などではないと思う。彼は書かなければ生きていけなかったのだ。復讐と言いつつ、きっとまたそれさえも、自尊心からの自分への嘘だ。小説を、何かを書くという行為によって彼は生を感じていたに違いない。文字を通してしか彼を知れないあたしだが、断言する。彼は生きていくために小説を書いた。
話がまた脱線してしまった。しかし、「道化の華」はあたし以上に脱線を繰り返している。そして、淡々と時間が過ぎていく。そんな感じで、退院間際に葉蔵は真野と裏山を登る。その頂上の断崖から、葉蔵はゆらめく海水を見おろして幕は閉じる。
そのとき葉蔵は何を感じたの?と思うかも知れないが、最後の彼の言葉は信じられる。
そして、否、それだけのことである。




More...>>

2009.11.10 「闇に蠢く」 江戸川乱歩
登場人物
野崎三郎…画家、金持ち、異常な嗜好の持ち主
お蝶…踊り子、三郎の恋人
ホテルの主人
進藤…お蝶のだんな
植村喜八…野崎の友人

あらすじ
女性のからだ全体の美に異様なまでに執着する野崎は、ある日友人の紹介により理想の肉体をもつお蝶に出会う。すっかりお蝶の虜となり、次第に二人はともに暮らす。
そんなある日、お蝶が何かに怯えるように駆け落ちを提案する。不思議に思った野崎であったが、最愛のお蝶を思い、野崎が以前行ったことのある人里離れた籾山ホテルへと身を寄せる。
そこで平和な生活を送る二人だったが、沼の畔でお蝶が姿を消してしまう。事故だと思われる中、野崎はちょうどその日にやってきた進藤に不審を抱く。そこに、友人の植村も駆けつける。
お蝶の失踪の真実を探る二人だが、何者かによって洞窟に閉じ込められてしまう。そして、その後犯人かと思っていた進藤までが二人のいる洞窟に監禁される。

ネタばれ自己満感想
途中まで、推理小説気分で読んでいたら、まさかこんな結末になるとは!!
洞窟に三人が閉じ込められてからの急展開とゆうか、物語の意外な進行にはびっくりした。
そして、この話を読んでいると、もしかすると自分も生まれながらの変態的味覚の所有者ではないかしら?と不安にかられる。
乱歩の食人の描写がたまらなく魅力的だ。
鋭いつめで死体の皮膚をかき裂くときの快感、
血にまみれてどろどろしたものをほおばったときの名伏しがたい甘味

野崎が食人鬼となり果てた自分に絶望を感じたとしても、食人の魅力がそれを上回ったとしか言えない。それほどまでに忘れることのできない味なのだろうか。
そして、最後の結末にただ思うのが、野崎は何故お蝶の心臓だけを食らったのだろう。
彼のなら、骨さえもの文字通りのみ込んで愛しつくしただろう。
さらに自らの死を選んだ。
これが、乱歩の美学なのか…と感じた。
それにしても、
「甘美にして芳し烈なる物の蠱惑」
果たしてその禁断の味はどれほどのものなのだろう。



2009.11.09 「暗黒星」 江戸川乱歩
       11-6-2.png

主な登場人物
・明智小五郎
・伊志田家の人々(鉄造、長女の綾子、長男の一郎、義母の君代、末っ子の駒子)
・その他小林少年や警部

あらすじ

戦災で荒れ果てた東京の麻布K町の廃墟のような西洋館に、奇人資産家として有名な伊志田鉄造氏一家が住んでいた。
美青年一郎の不吉な予言に始まり、屋敷に巣食う悪魔が伊志田家の人々に襲いかかる。
一郎の依頼で名探偵・明智小五郎と助手の小林少年が伊志田家に潜む悪魔と隠された秘密にせまる。しかし、義母の君代や妹の駒子が殺害されてしまう。そして、姉綾子の奇怪な行動と謎の失踪。
深まる答えの見えない謎の罠に、明智小五郎も囚われてゆく。

ネタばれ自己満足感想
一郎!!!!!一郎!!!!!!!!!!!!
一郎に惚れました(´;ω;`)
乱歩作品で初めて長めの明智小五郎が出るのを読んだんですが、一郎が魅力的すぎて明智がかすみました。乱歩の美少年がたまりません!!
まず、設定が女のように美しい二十歳あたりの青年って!!
そしてそして、明智の言葉がたまりませんね!!
「不思議な少年だ。胸の中に冷たい美しい炎が燃えている感じだ。その炎が瞳に写って、あんなに美しく輝いているのだ。」
他にも、
類いまれなる美貌と、陰火のように押し殺された情熱
乱歩の美少年描写半端ない!!神!!
同じ日本語なのに、何故こうも美しく感じるのでしょうか?
そして、一郎どんだけ??!笑
一郎が可憐過ぎて困るーーーvvv そして明智も一郎にハマりすぎ!!

途中までは一郎に好きなだけ盛り上がり、明智に嫉妬までしていたけれど、物語が進むにつれて、犯人が最もそうであって欲しくない人のような気がして、ページをめくるのが辛かった。
そして、明智が淡々と語り続ける。
「まったく光を持たない星。いわば邪悪の星だね。ぼくは心のうちでこの事件の犯人を暗黒星と名付けていたよ。」
そして、一郎の一言でとうとう涙が出た。

「皆さん、僕は悪魔の子なんだ。」

一郎の出生、歩んできた復讐のための人生。
一郎の全てが悲しすぎて、そして全てが愛しすぎる。
泣きたかったろうに。自由な未来を描きたかったろうに。
きっと一郎は、優しく、純粋すぎたのだ。

初めての明智シリーズが、暗黒星となったのは良かったのか否か。
今後明智シリーズで、一郎以上に好きになるキャラが登場するのか早くも不安である。










Author:minmi
小説
☤love:江戸川乱歩、太宰治
☤like:三島由紀夫、夢野久作、ポー、コクトー
マンガ
☤love:手塚治虫、竹宮恵子、山本直樹、丸尾末広
☤like:萩尾望都、冨樫義博、岡崎京子

呪いをこめて なげKISS★